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新規の患者さんを増やすために、看板やホームページの充実などあると思います。
ただ、実際の患者さんの動きを見ていると「家族・友人の知り合いからの口コミ」というパターンがとても多いように感じます。
既存患者さんの口コミを増やすための広報の方法を考えているのですが、どんなものがありますか?
おっしゃるとおり、来院に一番強くつながるのは、「家族・友人の知り合いからの口コミ」です。
既存患者さんの口コミを増やしたいということは、
「●●医院さん良かったよ」「それなら、●●医院さんに行ってみたら?」と
来てくださっている患者さんから、もっと言われたいということですよね。
この場合、先生のクリニックの方針でわかれます。
かかりつけ医を目指しているのであれば、
今の患者さんが「来てよかった」「この先生/医院は好きだ」と思うポイントを増やします。
例えば、
・看護師さんに急かされるくらい、先生がよく話を聞いてくれる
・あんまり待たずに、診察してもらえる
・(その方たちにとって)ちょうどいい診療時間になっている
というあたりがポイントです。
親近感を抱いてもらえるか、利便性が高いか、どちらかが大切です。
もしも先生が専門性を大切にしていたり、口コミしづらい診療科(肛門科や泌尿器科、婦人科)だったりする場合は、
「この先生に任せれば大丈夫」と患者さんが感じるポイントを増やします。
例えば、
・院内のパンフレット・サイネージなどで専門的な話をわかりやすく記載する
・他の医院ではあまりできない、●●という治療法や、●●という機器がある
という専門性を【来ている患者さんが自分の言葉で言えるくらいわかりやすく】伝えることが大切です。
口コミをするということは、口コミをする人に責任が発生します。
ですので、健康や身体に関わる医療に関しては、飲食店ほど気軽に口コミをしてもらえません。
親近感、利便性、専門性のどこで口コミをしてもらいたいかを、
医院としてしっかり考え、患者さんに伝える努力が大切です。
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