これは私の基本スタンスなのですが、収入よりも、収益をあげたいと考えているからです。
広告や広報に費用をかけると、新規の患者さんが増えるので「収入」は増えます。
ただ一方で広告などの費用が増えるので「収益」は低下します。
そして一般的には、新規患者さんは事務コストが高いですし、広報で一気に集めた患者さんはあまり継続通院に繋がらないので、新患さんが増えれば増えるほど、先生やスタッフさんの負荷が増えてしまいます。
収入は増えて忙しいけれど、あまり収益があがっていない…という状態になりやすいです。
 
ですので、売上的には派手でなくとも、定期的に通院してくれたり、先生のファンになってくれる患者さんを増やすほうが、長期的に安定した経営ができると考えているので、あまり新患さんを急激に増やす施策は提案しないことが多いです。
 
ただ、患者需要はあるけれど競合医院が少ない検査や処置、手術や、美容皮膚科・インプラント・ホワイトニングなどの診療は、地域にとって目新しさがあるうちに、一気に認知を広げたほうがいいので、費用をかけて広報する手法を取ることもありますよ。